いすみ鉄道で脱線事故…一部区間で運休

鉄道 企業動向

いすみ鉄道のいすみ線西畑~上総中野間(千葉県大多喜町)で12月28日13時42分頃、列車の脱線事故が発生した。乗っていた乗客4人と運転士1人にけがはなかった。現在も事故現場を含む一部の区間で運転を見合わせている。

同社の発表によると、事故は13時42分頃に発生。大原発上総中野行き列車(1両)が西畑駅を定刻に発車して35km/hで走行中、庄司川橋りょうの手前で振動を感じたため運転士が列車を停車させたところ、前台車の前輪1輪が脱線していた。

脱線した車両は、いすみ300形の302号。新潟トランシス製の気動車で2012年に導入されている。現在、運輸安全委員会が事故原因を調査している。

この影響で事故現場を含む大多喜~上総中野間が運休しており、バスによる代行輸送が行われている。12月31日からは運休区間を総元~上総中野間に短縮する予定。

いすみ鉄道の鳥塚亮社長によると、12月30日19時の時点で車両の移動作業が終わっていない。移動作業の完了後、3日程度の補修作業と検査を行った上で運転を再開する予定としている。

《草町義和》

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