客室の気圧低下でSIA機、アゼルバイジャンに緊急着陸

エマージング・マーケット 東南アジア

ロンドンからシンガポールに向かっていたシンガポール航空(SIA)の旅客機が客室の気圧低下で、カスピ海に面したアゼルバイジャンの首都バクーの空港に緊急着陸した。着陸後、乗客はホテルに移動するまでの間、15時間にわたり機内に缶詰めになった。乗客をシンガポールまで輸送する代替機は1月6日夕方、チャンギ空港を出発した。

乗客の話によると、航空機が1月5日午前11時、ロンドンの空港を離陸して20分後、ドアの1つから大きな音が聞こえ、冷たい隙間風が客室に入って来た。外気の漏入を示唆するものだ。

機長は運航を続けたが、数時間後、気圧が低下し酸素マスクが自動的に降りてくる事態になった。このため緊急着陸したが、離陸から10時間近くが経過していた。

ホテルへの移送が遅れたことについてSIAの広報部は、乗客を空港外に出す許可を取るのに手間取ったためと説明した。代替機の派遣でも上空通過許可の取得に時間がかかったという。
 同機はロンドンに向かう際、ドアから大きな音がしたため、ロンドンで検査したが、異常は見付からなかったという。

客室の気圧低下でSIA機、アゼルバイジャンに緊急着陸[ニュース|AsiaX News]

《編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. スバルマークの方が似合う? 新型ダイハツ『ムーヴ』のスバル版にSNSも注目!
  2. トヨタ RAV4 新型、PHEVのEV航続は150km
  3. 日産の新型セダン『N7』、発売50日で受注2万台を突破
  4. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  5. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  6. タワーバーだけじゃない! ボディ補強パーツの最新事情と乗り味革命~カスタムHOW TO~
  7. 新時代の「ワーゲンバス」ついに日本発売、価格は888万9000円から
  8. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  9. BMW、カーボン素材を天然繊維複合素材に置き換え、量産車に採用へ
  10. ANAビジネスクラス新型シート紹介…Bluetoothオーディオ接続にワイヤレス充電まで
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  2. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  3. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
ランキングをもっと見る