米国の自動車最大手、GMの高級車ブランド、ビュイックは1月8日、2013年の世界新車販売台数が100万台を超え、ブランド110年の歴史で過去最高を記録したと発表した。
ビュイックによると、2013年の世界新車販売台数は、前年比15.4%増の103万2056台。この台数は1984年に記録した100万3345台を、およそ30年ぶりに塗り変える新記録。
過去最高の販売を達成した大きな要因が、中国。ビュイックにとって、最大マーケットの中国が、前年比15.7%増の80万9918台と好調。地元の米国が、13.9%増の20万5509台で、これに続いた。カナダは、9.5%増の1万4310台。メキシコは前年実績の2倍の2319台を売り上げる。
車種別では、小型SUVの『アンコール』が9万7311台と好調。8名乗りクロスオーバーの『アンクレイブ』は、北米で過去最高実績。前年比6.5%増と堅調だった。中国では、ミニバンの『GL8』が、前年比9.7%の伸び。セダン系では、中国専用の『エクセル』が、前年比6.9%増。『エクセルXT』は16.3%増と伸びた。『エクセルGT』と『ベラーノ』は、グローバル市場で合計して16.3%の増加。
ビュイックは、「ブランド110年の歴史において、2013年は過去最高の販売実績。米国ではビュイックを購入した顧客の42%が、GM以外の車からの乗り換え」と説明している。