富士重工業とスバルテクニカインターナショナル(STI)は、「東京オートサロン2014」において、新型『WRX STI』をベースとした2014年ニュルブルクリンク24時間耐久レース参戦車を世界初公開するとともに、スバル モータースポーツ活動についての概要を発表した。
2008年から7年連続の出場となるニュルブルクリンク24時間耐久レース(ドイツ、6月19日~22日)には、デトロイトモーターショーで発表予定の新型『WRX STI』をベースとした新型車で出場。2012年に続く3度目のクラス優勝を目指す。車両開発およびチーム運営を統括するSTI総監督は、引き続き辰己英治氏が務める。ドライバーには、昨年に続き、吉田寿博選手、佐々木孝太選手を起用し、さらに欧州のドライバー2名を加える予定。
SUPER GTシリーズは、昨シーズン8戦中5度のポールポジションを獲得し、クラス優勝も果たした2013年仕様車をベースに、競争力向上を図った2014年仕様の『SUBARU BRZ GT300』で、シリーズ優勝を目指す。チーム運営は、「R&D SPORT」が担当し、STI総監督には辰己英治が就く。また、ドライバーには、継続起用となる佐々木孝太選手に加え、新たに井口卓人選手と契約し、新たな布陣で2014年シーズンに臨む。
また昨年に続き、FIA世界ラリー選手権のWRC-2クラスにスバル車で出場するエントラントを対象に、「SUBARUチャレンジアワード」を継続。ヨーロッパラリー選手権(ERC)に参戦するドライバーへの支援についても、これまでと同様の支援を予定している。
そのほか、2013年にスタートしたTOYOTA 86/SUBARU BRZワンメイクレースの各イベントに、STIがサービスチームを派遣し、スバルユーザーのサポートを行う。