ANAホールディングス、ブラヒムと業務提携…機内ハラール食の品質向上

航空 企業動向

ANAホールディングスは、ブラヒム・ホールディングスと業務提携し、イスラム教において合法な食事「ハラール食」と、日本の「和食」に関する技術指導、ノウハウを相互に提供していくことで合意したと発表した。

イスラム教徒は全世界で約16億人と言われ、全人口の約2割強を占めている。同社では、イスラム圏からの訪日需要の拡大を見据え、機内食などのケータリング事業を担うANAケータリングサービスは今後、ブラヒムから「ハラール食」に関する技術指導・ノウハウの提供を受ける。ハラール食のサービス提供を可能とするためのハラール認証の取得も目指す。

ANAケータリングが調理する機内食における「ハラール食」の品質を向上し、イスラム圏など、海外エアラインからのケータリング業務の受託拡大も図る。

また、羽田・成田の国際線拡張による訪日需要増に加え、アジア~北米流動の拡大による非日系旅客の増加に伴って多様化する乗客のニーズに対応するため、今後「ハラール食」の品質を強化する。

ブラヒムも事業拡大を図るため、ユネスコ世界無形文化遺産に登録された「和食」に進出するため、ANAケータリングから機内食を通じて培った「和食」の技術指導・ノウハウの提供を受ける。ブラヒムは、傘下にレトルト食品工場を保有しており、和食の商品をイスラム圏などで販売するのも支援する。第1弾は和風オリジナルカレーを販売する予定。

《レスポンス編集部》

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