ボーイングは、メキシコの新たな通信衛星であるMexsat用の702HP(ハイパワージオモバイル衛星)「センテナリオ」を完成したと発表した。
ボーイングは、Mexsat用に2基の702HPを製造することになっており、今回完成したのは最初の1基目。Mexsatは、メキシコ国民に、高い通信サービスを提供し、軍や人道的支援に対するニーズにも活用される。
衛星は、メキシコ運輸通信省が保有するが、打ち上げまではボーイングが保管する。
打ち上げは、1基目が2014年内、2基目の(モレロス-3)が2015年の予定。
Mexsatシステムは、3基の衛星、メキシコ国内2カ所の地上ネットワーク/衛星コントロールセンター、関連ネットワーク運用システム、67のリファレンス・ターミナルで構成する。ボーイングは、これらを統合する役割を担っている。
ボーイングのサブ契約者であるオービタル・サイエンスズ製のビセンテナリオ通信衛星ロケットは2012年12月に打ち上げられ、テレコムが運用している。