【CES14】BMW、i3 に試乗、乗り心地・走り味はいかに

自動車 ニューモデル 新型車
試乗会場にはEV用充電スタンドが5カ所用意されていた
試乗会場にはEV用充電スタンドが5カ所用意されていた 全 11 枚 拡大写真

BMWもCESには初出展。ドリフト走行が自動でできる自動運転車を公開し、サムスン電子の『GALAXY Gear』との連携を発表して話題を呼んだが、来場者の人気を集めたのはBMW『i3』の試乗会だった。自らが運転できるとあって、最後まで人気の列は絶えなかった。

【画像全11枚】

用意されたi3は間もなく米国内で販売されるオールEVタイプ。米国内では3万5000ドルで販売される。最高出力は168hpで、最大トルクは25.5kgmを発揮。リチウムイオンバッテリーはフロア部に収納され、航続距離は160km。「Eco Pro」モードで走ればもう少し航続距離は延びるという。

試乗のために用意されたi3は、常に出入りがあるため正確にはわからなかったが、少なくとも10台以上は用意された模様。運転免許証のチェックと事故発生時の対応に関する誓約書にサインをすれば手続きは終了。おそらく4~5km程度の決められたコースを走るよう説明を受けると、すぐにキーが渡された。

キーは持つだけでOKのスマート型。ステアリング横にあるSTART/STOPスイッチを押すと短いアラートと共にメーターが起動し、モーターがReady状態になったことがわかる。さらにその右側にあるシフトレバーを「D」に合わせ、中央コンソールにある電動式パーキングブレーキを解除すれば走り出す準備はOKだ。

驚いたのはそのスムーズなまでの動きだ。アクセルを少し踏むだけで軽々と車速は上がっていき、クルマの流れにもストレスなく乗っていける。その力強さは半端じゃなく、最近試乗したEVの中で間違いなくトップレベルの実力だ。フルスロットルを与えようもんなら、ちょっとしたスポーツカーと十分渡り合えるだろう。

乗り心地もかなり良好で、一般道の凹凸もきちんと処理するし、突き上げ感はほとんどなし。交差点に進入してステアリングを切り込んでいっても、スムーズにトレースしていく。その機敏でしなやかな動きは、外観から感じるコンパクトカーの領域をはるかに超えるものだった。

違和感をおぼえたのはアクセルを緩めたときの減速が、まるでエンジンブレーキをかけたときのように減速すること。もちろん、ここで回生しているわけだが、それにしてもこの時の減速感は大きい。そのため、アクセルを踏み込んだ後の動きは多少なりともガクガクとした感じになる。思わずエンジンブレーキモードに入っているのか、確認してしまったほどだ。

運転席周りはかなり見通しが良く、運転は楽に行えそう。長時間にわたって試乗ではないため、あくまで第一印象だが、シートの座り心地は良好。後席の広さもまずまずだった。ただ、リアドアは一旦フロントドアを開けてからでないと開かない。これは結構不便だろう。また、レンジエクステンダー付きでないとアメリカではまず無理。航続距離で不満は絶対に出る。ホントは試したかったカーナビ機能は距離も時間も短く、叶わなかった。

とはいえ、この走りの良さは期待以上のもの。一般道で、今最高とも言えるEVのメリットをフルに感じ取れた試乗会であった。

《会田肇》

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ホンダ、レアアース不使用の永久磁石開発企業の米「Niron Magnetics」に出資
  2. 『マツダスピリットレーシング3』ついに市販化へ? デザインを大胆予想!
  3. 「なんじゃこりゃー」「アニメから飛び出てきたみたい」アストンマーティン初の公道向けバイク『AMB002』にSNS驚愕
  4. 累計15万枚突破「ゴリラマット」、初代『N-BOX』専用モデルを追加…TPE素材採用の3Dフロアマット
  5. 【シトロエン C5エアクロス 新型試乗】肩肘張らない良質なファミリーカー…島崎七生人
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 居眠り・脇見を監視、「DMS」を義務化…乗用車は2031年から、バス・トラックではすでに普及
  2. ホンダの交換式電池、建設現場で実証…高さ385mの「トーチタワー」
  3. 電動車は誰が最後まで面倒を見るのか…KPMGコンサルティング プリンシパル 轟木光 氏[インタビュー]
  4. 【全文PDFプレカン】日産自動車 長期ビジョン発表会
  5. ロボトラック、関東~中部260km走行を完遂…自動運転トラックが高速道路で実証
ランキングをもっと見る