倒産件数はリーマンショック以降最少の1万0855件…2013年 帝国データバンク

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年別件数推移
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帝国データバンクが発表した2013年の全国企業倒産によると、倒産件数は前年比10.4%減の1万0855件、負債総額は同27.4%減の2兆7823億4700万円だった。

倒産件数は、4年連続で前年を下回り、リーマン・ショック後最少となった。四半期別では4期すべてで前年同期比減少を記録、月別では12か月中9か月で前年同月比減少となった。主な要因は、中小企業金融円滑化法終了後も金融機関の支援が継続し、経営不振企業の倒産を抑制したことや、公共工事の増加や駆け込み需要などにより、建設業が前年比14.1%の大幅減少となったことなど。

負債総額は、2年ぶりに前年を下回った。四半期別では第2四半期を除く3期で前年同期比減少、月別では12か月中9か月で前年同月比減少となった。負債トップは、カブトデコム(4月、北海道)の5061億円。負債100億円以上の大型倒産は20件(前年35件)にとどまり、2年ぶりに前年を下回った。

業種別では、全7業種で前年を下回った。なかでも建設業(前年比14.1%減)、不動産業(同13.8%減)の2業種で前年比2ケタの大幅減少。建設業は5年連続の前年比減少となった。

主因別の内訳を見ると「不況型倒産」の合計は8520件だった。構成比は82.5%で、前年を1.7ポイント下回った。

地域別に見ると、東北(354件、前年比5.7%増)と中部(1550件、同5.4%増)を除く7地域で前年を下回った。なかでも、北海道(309件、同22.6%減)や九州(709件、同11.7%減)など4地域では前年比2ケタの大幅減少となった。

《纐纈敏也@DAYS》

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