〈クアラルンプール〉
フロスト&サリバン(F&S)は、今年の自動車販売台数が前年比4.2%増の67万5,000台となると見込んでいる。
経済状況や投資が好調となることから、自動車販売も堅調が予想されるという。今年はプロドゥア「アルザ」やトヨタ「カローラ・アルティス」、シトロエン「DS3」、フォード「フィエスタ・エコブースト」、ヒュンダイ「i30ハッチバック」など新モデルの発表が予定されており販売台数の増加に貢献すると見込まれている。
1月中旬には新国家自動車政策(NAP)が発表される予定で、自動車産業の発展に貢献すると予想されている。新NAPではマレーシアを低燃費自動車(EEV)ハブとする方向で、サプライ・チェーンの開発に向けた施策が盛り込まれる予定だ。他にも政策やインセンティブなども盛り込まれると予想されている。
F&SはNAPでは大幅に自動車価格を引き上げる政策は盛り込まれないとの見解を示した。
第1四半期の自動車販売は補助金合理化などの影響で若干の落ち込みが予想されるが、第2四半期には回復すると見られている。
F&Sは2013年の市場総需要量(TIV)が前年比3.2%増となる64万8,000台となったと予想している。