【デトロイトモーターショー14】レクサスRC F発表、IS Fで得たノウハウはどう活かされたか

自動車 ニューモデル モーターショー
レクサス RC F
レクサス RC F 全 16 枚 拡大写真

レクサスは1月14日、米国で開催中のデトロイトモーターショー14において、『RC F』を初公開した。

新開発の排気量5.0リットルのアトキンソンサイクルユニットを搭載し、最大出力450ps以上、最大トルク53kgm以上を発揮。トランスミッションは、パドルシフト付きの8速「SPDS」(スポーツ・ダイレクト・シフト)を採用している。

『RC』をベースにしながらも全く別のチームによって開発されたRC-F。チーフエンジニアの矢口幸彦氏は「新規のプラットフォームで一から作り上げているわけではないが、東京モーターショーでRC、デトロイトで『RC F』で発表することは決定していたので、ほぼ同時に開発を進行できた。『IS F』の時よりも、融通が効いた点はある」と話した。

その一例がタイヤサイズだ。IS F開発時には性能をアップしながらもベースモデル(『IS』)に合わせたタイヤを採用しなければならなかった。IS Fのフロント225/40R19、リヤ255/35R19に対し、RC Fは255/35/19、275/35/19となっている。矢口氏は「ジオメトリーの状態を考え、他の部分に影響が出ないようにするにはあのサイズが限界。今回は極端に言えばフロントタイヤにIS Fのリアタイヤを持ってきている。その大きさに対応できるシャシーを作ることが出来たので満足だ」と述べる。

また、サーキットでのタイムは参考値であり、走る時の条件によって変わるため、一つの目標にするということはしていないという。「IS Fの際に世界中のサーキットにおいてどこでどうテストをすべきかのノウハウを得た。ニュルブルクリンクでも耐久走行を中心に車の信頼性を確保している」(矢口氏)と話した。

《吉田 瑶子》

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