NEXCO東日本と東京大学・北海道大学がICTを活用した新たな「橋梁点検支援システム」を共同開発

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NEXCO東日本は、東京大学、北海道大学と共同でICTを活用した新たな『橋梁点検支援システム』を開発したと発表した。

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現在、NEXCO東日本が管理する高速道路には、約3500橋もの多くの橋梁がある。2020年には、そのうち約5割の橋梁が建設から30年を経過する。また、高速道路ネットワークの拡充に伴い大型車交通が増加するとともに、車両の総重量も増加する傾向が見られるなど、高速道路の使用環境は、従来よりも更に厳しいものとなっている。その一方で、今後、熟練点検技術者の減少も想定されており、長期的には高速道路インフラの老朽化に対する適切な対応を行うことが大きな課題となってきていると、NEXCO東日本では説明している。

このような状況において、効率的かつ確実な高速道路インフラの点検の実施・評価、点検技術者の効果的な育成は、継続的に安全・安心な高速道路空間の提供を行う上で、重要な取り組みであると、NEXCO東日本は認識している。

今回、共同開発した『橋梁点検支援システム』は、2つのシステムから構成されている。一つは、評価支援システムで、橋梁点検で取得した変状画像などの各種データをシステムに登録すると、瞬時に過去の点検データを検索し、類似の事案を確認することができるシステム。これにより、点検者は、損傷内容の評価を円滑に進めることが可能となる。画像データだけではなく、橋梁の設置環境や変状内容などの文字情報も加味することで、より精度の高い検索が可能だ。この評価支援システムは、2013年11月に3者共同で特許申請を行った。今後は、膨大な量の点検データをシステムに登録することで、検索結果の精度向上を図るとともに、将来的には、高速道路以外のインフラ管理の場においても、活用の可能性を検討していきたいと考えている。また、熟練点検技術者のノウハウを“暗黙知”から“形式知” に変換し、変状内容の評価を平準化させるとともに、点検技術者のより効果的な育成ができる効果も上げている。

もう一つは、入力支援システムで、スマートフォンとGPS機能等を活用することにより、点検技術者の位置情報が自動的に取得され、点検員は、過去の変状内容などを確認しながら、点検を進めることが可能となる。また、点検時に入力した点検データについても自動的にデータベースに登録されるというメリットもある。効果としては、従来の紙とカメラを活用した方法と比べ、評価支援システムの効果と合わせて、約3割程度の時間短縮効果があると、NEXCO東日本で考えている。

NEXCO東日本では、この支援システムを橋梁点検を行う一部の現場組織において今後試行導入し、順次全社的な展開を図る予定であると説明している。

《編集部》

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