ドイツの高級車ブランド アウディは、13日に開幕した『2014 北米国際自動車ショー』でプレスカンファレンスを行い、コンセプトカー『オールロード シューティング ブレーク』をワールドプレミアした。
オールロード シューティング ブレークは、全長4200mmと全幅1850mmの2ドア コンパクト スポーツカーのコンセプトモデル。三世代目『TT』のデザインの方向性を提示する。インテリアにはCES2014でも展示した、アウディの最新のHMI(Human-Machine Interface)とオペレーティング・システムを採用した。
パワートレインは、408hpと650Nmを発揮するプラグインハイブリッドシステム。288hpを発揮する2.0リットル TFSIエンジンに2つのモーター(40kWと85kW)を組み合わせた。85kWのモーターはリアに接地され、アウディの「クアトロ」4輪駆動システムを採用した。0-100km/h加速は4.6秒。EV可能距離は50kmとなっている。
アウディAGの技術開発担当取締役を務めるウルリッヒ・ハッケンバーグ氏は、「我々は、未来のモビリティは効率的でサステイナブル、さらにコネクテッドでなければいけないと思っています。アウディは高性能ガソリンエンジンからe-gasエンジン、ハイブリッド、プラグインハイブリッドや電気自動車をパラレルに提供して行きます」と言う。
「同時に、自動車とIT業界のイノベーションをシンクロさせながら、短時間の開発と生産のライフサイクルを維持していきたい。ドイツのエンジニアとシリコンバレーのクリエイティビティーが出会い、アウディ車は真にモバイルな機器になるのです」と語った。