日本郵船、カザフスタンの完成車専用ターミナル運営会社を完全子会社化

船舶 企業動向

日本郵船は、グループ会社のNYKホールディング(ヨーロッパ)が、カザフスタン共和国最大規模の完成車専用ターミナルを運営するトランコ・ターミナルを完全子会社したと発表した。

トランコはカザフスタン・アルマトイで完成車専用ターミナルオペレーションや、カザフスタン国内での完成車輸送サービス、PDI(納車前点検・整備)・関手配などの事業を展開している。

カザフスタンでは自動車販売が急成長しており、複数の自動車メーカーが同国での販売増強を計画している。日本郵船グループでは、新車販売需要の増加に対応するため、25%出資していたトランコの発行済み株式を全て取得、完全子会社化することでカザフスタン国内拠点網を拡充する。

今後、拠点間の輸送サービスをよりスピーディーに行うことを目指すほか、国境を接する中国、ロシアからの内陸クロスボーダー輸送の需要にも対応できる体制を整え、顧客の物流ニーズに対応したサービスを提供していく。

トランコは、日本郵船グループの完全子会社化に伴って社名を「NYKオートロジスティクス(カザフスタン)」に変更した。

《レスポンス編集部》

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