2013年度WRCチャンピオンであるVWモータースポーツのセバスチャン・オジェは、ラリーモンテカルロの2日目と3日目に速さと共にペースの制御を熟す走りを見せ、初日の悪夢のような展開から挽回して初戦の勝利を手にした。
オジェはラリーモンテカルロの合計15ステージ中7ステージに勝利し、プライベーターのブライアン・ボウフィアーに51秒の差をつけて総合優勝を果たした。
「タフな週末だったよ。僕は初日に多くの時間を失った時でも、心の中でまだ勝利する可能性はあると思った。とにかくラリーをフィニッシュできて嬉しいよ」とオジェは語った。
ボウフィアーはフォード『フィエスタRS WRC』で堅実な走りをして2位。彼は最初の7つのステージをリードしたが、第9ステージでスピンし、オジェにトップを奪われた。
シトロエンのクリス・ミークはボウフィアーから35秒遅れの3位となった。この英国人ドライバーはラリー序盤にロバート・クビサを激しい争いをしたが、第9ステージで元F1ドライバーが溝にクラッシュしたことでプレッシャーから開放された。
マッズ・オストベルグミークより1分遅れで4位となり、『ポロR』のヤリ‐マティ・ラトバラが5位となった。フィンランド人のラトバラは1日目のパンクしたタイヤの変更の為に時間を浪費したが、ラリー終盤のパワーステージで最大のポイントを獲得した。