米国の自動車最大手、GMのシボレーブランドが1月13日、米国で開幕したデトロイトモーターショー14で初公開した新型『コルベットZ06』。同車に、さらなる高性能を追求したパッケージオプションが用意される。
これは、シボレーが明らかにしたもの。新型コルベットZ06に、「Z07パッケージ」を設定すると発表している。
Z07パッケージとは、サーキット走行を楽しむ顧客のニーズに応えるパッケージオプション。2011年、ドイツ・ニュルブルクリンク北コースにおいて、7分19秒63というラップタイムを計測した先代コルベットZR1のノウハウを生かした装備が採用されているのが特徴。
Z07パッケージでは、エアロダイナミクス性能のさらなる向上を目指して、専用フロントリップスポイラーや角度調整式リアスポイラーを装備。シボレーによると、GMの量産車の中で、最も優れたダウンフォースを獲得するという。
タイヤはミシュランの「パイロットスーパースポーツカップ」を履き、グリップを向上。サイズはフロントが285/30ZR19、リアが335/25ZR20。ブレーキは、ブレンボ製のカーボンセラミック。ローター径はおよそ20mm大径化されているが、カーボンセラミックの効果で約10kgの軽量化が図られる。
シボレーは、「開発テストでは、新型コルベットZ06のZ07パッケージ装着車は、先代コルベットZR1のラップタイムを上回った」と説明。そのパフォーマンスの優秀さをアピールしている。