【ユーロNCAP】マセラティ ギブリ 新型、エグゼクティブカー部門で2013年の最高評価

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ユーロNCAPの新型マセラティ ギブリ の衝突テスト
ユーロNCAPの新型マセラティ ギブリ の衝突テスト 全 5 枚 拡大写真

欧州で唯一、公的な衝突安全テストを行うユーロNCAPコンソーシアムは1月10日、「ベストインクラスカーオブ2013」のエグゼクティブカー部門の最高評価車に、新型マセラティ『ギブリ』を選出した。

ユーロNCAPは毎年1月、前年の衝突安全テストで最も優れたモデルを部門別に発表。2013年は7部門、合計33台がテストを受け、エグゼクティブカー部門では、新型マセラティ ギブリが最優秀評価に輝いた。

ユーロNCAPの衝突テストは、前面オフセットが64km/h、側面が50km/h、ポール衝突が29km/h、歩行者衝突が40km/hで実施。日本や米国の基準とほぼ同じ、世界で最も厳しい条件で行う衝突テストとして知られる。

また、ユーロNCAPの新評価システムでは、評価の割合に応じて、ポイントが配分される。最重要視される「成人乗員保護性能」には、ポイントの50%を配分。「子ども乗員保護性能」と「歩行者保護性能」には各20%、エアバッグやABS、ESCなどの「安全補助装置の有無」には10%を配分する。最高評価の5つ星を獲得するためには、総合評価が90ポイント以上必要とされる。

新型マセラティ ギブリのテスト結果は、成人乗員保護性能は34点。前面衝突では、運転席ダミー人形の右脚、助手席ダミー人形の左脚への傷害レベルが、5段階評価で上から2番目の「ADEQUATE」。しかし、それ以外の部位への傷害レベルは最も低かった。また、側面衝突も最高の「GOOD」評価。ただし、追突想定テストは、5段階評価で上から3番目の「MARGINAL」。

また、子ども乗員保護性能は39点、歩行者保護性能は27点、安全補助装置の有無7点。新型ギブリは合計で107ポイントとなり、総合評価で最高の5つ星に輝いた。

なお、新型ギブリは米国IIHS(道路安全保険協会)が実施した衝突テストでも、最高評価の「トップセーフティピック」に認定されている。

《森脇稔》

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