コスモ石油、スペインのCEPSAと戦略的包括提携を締結…石油ガス開発などで連携

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コスモ石油、スペインのCEPSAと業務提携
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コスモ石油は、スペインの総合石油会社であるカンパニーア・エスパニョーラ・デ・ペトローレオス(CEPSA)と、石油関連事業に関する戦略的包括提携を結ぶことで合意した。

両社はともにインターナショナル・ペトローリアム・インベストメントグループ同士。コスモ石油は、今回の提携は、第5次連結中期経営計画の基本方針の1つである「IPICとのアライアンス強化」の一環で、今後の海外戦略の新たな軸となる。

今後、両社は相互の企業価値向上に向け、石油ガス開発事業を中心に各分野で事業案件の発掘について協議する。

両社は、今後も拡大が見込まれる石油ガス開発事業を積極的に推進し、共同で新鉱区獲得や、事業拡大を目指す。

コスモ石油グループは、中東地域で日系企業がオペレーターとなっている会社としては最大規模の原油生産量を持ち、約半世紀にわたって海上油田の開発経験を持つ。

CEPSAは、北アフリカと南米での陸上油田・ガス田のオペレーターとして生産・探鉱事業を展開している。また、最近ではブラジルの深海油田での探鉱を開始するなど、活動領域を広げている。

今後、両社共同で新規事業開発を行うことで、単独でのアクセスが困難な事業機会を開拓する。

コスモ石油は、石油開発から石油精製販売や石油化学までを手がけ、「グローバルな垂直型一貫総合エネルギー企業」を目指している。CEPSAは、ガス開発を含む上流部門から下流部門までをカバーするスペインを代表する総合石油会社。両社は、事業セグメントに、石油ガス開発、石油精製販売、石油化学を含んでおり、事業内容がほぼ一致している一方で、活動地域がほとんど重複していないため、地理的補完関係が成り立ち、今回の提携により広範なエリアをカバーすることが可能となる。

提携の目的を達成するため、両社は、石油ガス開発作業部会、戦略作業部会を発足させ、それぞれのテーマに沿った検討を実施し、事業化を目指す。

《レスポンス編集部》

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