ISS滞在中の若田宇宙飛行士が行ったBody Measures実験とは

宇宙 科学

国際宇宙ステーション(ISS)に滞在中の若田宇宙飛行士は、NASA(米航空宇宙局)のBody Measuresと呼ばれる実験を実施した。

この実験は、文字通り身体の各部サイズをメジャーで測定するもの。微小重力下に長期滞在する、宇宙飛行士の身体の大きさの変化や変わり易さを理解するために行われている。身体の大きさがどのように変化するかを知ることは、クルーの能力を最大限引き出すことにつながるとともに、宇宙服や作業場所などを身体の大きさに合わせる調節作業の時間削減にもなる。

また、実験の結果は、地上で長期に渡って寝たきりになると身体に起こる変化を理解することにも役立てられる。

若田宇宙飛行士は、リチャード・マストラキオ宇宙飛行士の助けを得て測定した。

さらに、同日若田宇宙飛行士は、マイケル・ホプキンス、マストラキオ両宇宙飛行士と一緒にNASAジョンソン宇宙センター(JSC)のミッション・コントロール・センターにいる専門家と、米国時間2月22日に打ち上げられる予定のドラゴン補給船で、地上に持ち帰る機器や実験試料の荷づくりの計画について話し合った。その後、いくつかの回収物資を梱包する作業を行った。

一方、ISSのロシアのクルーは、1月27日に実施する船外活動の準備を進めている。オレッグ・コトフ宇宙飛行士とセルゲイ・リザンスキー宇宙飛行士は、船外活動で使用する道具や、自ら着用するオーラン宇宙服の装備品について確認作業を行った。

船外活動では、地球観測用のカメラが「ズヴェズダ」(ロシアのサービスモジュール)に設置される予定だ。

《レスポンス編集部》

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