ビジネス用途での活用も視野……Android4.0搭載のスマートグラス「モベリオ」

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エプソン販売の平野精一社長
エプソン販売の平野精一社長 全 27 枚 拡大写真

 28日、エプソンは、Android4.0プラットフォームを搭載したスマートグラス『MOVERIO(モベリオ)』を発表。同発表会でエプソン販売の平野精一社長は「使い方は自由自在、どんな使い方があるかこれからが楽しみ」と新商品への期待感を述べた。

 今回発表した新製品、MOVERIO「BT-200AV」、「BT-200」は、ヘッドマウントディスプレイのカテゴリーにあった従来モデル「BT-100」を発展させ、Android4.0プラットフォームを搭載してウェアラブル情報機器に進化させたモデル。

 発表会では平野社長が「“映像を楽しむ”、“情報をまとう”、“仕事が変わる”」と同社のスマートグラスに対するコンセプトを紹介。現行モデルは“歩きながら”など移動中の使用を禁じているが、将来的にはAR技術を生かしてウェアラブル情報端末としてビジネス用途などにも活用の機会を広げていきたい考えだ。

 新商品「BT-200」は、先代モデルの「BT-100」から、本体重量が88gと小型軽量化、映像の明るさは2倍に向上、外部接続機能としてMiracastに対応しスマートフォンなどと無線接続が可能。また専用のアプリストア「MOVERIO APPS Market」が用意され各種アプリケーションが提供される。

 “映像を楽しむ”機能に関しては、本体には、microSDHCメモリカードスロットを備え、メモリに保存された映像・音楽の視聴が可能。また、Miracastを使ったスマートフォンとの無線通信に対応し、カバンに入れたままスマートフォン内の動画などを楽しむことが可能。

 HDMI接続用ワイヤレスミラーリングアダプターを同梱した「BT-200AV」では、自宅にあるHDMI出力端子を搭載したブルーレイプレーヤーやテレビ等にアダプターをを取り付けることで、モベリオとの無線接続が可能となる。

 スマートグラスとしての機能は、Android4.0プラットフォーム搭載により、Wi-Fi接続により単体でのウェブブラウジングやネット動画などを楽しむことが可能。

 本体にはカメラ、ジャイロ、加速度、地磁気といった各種センサーを採用、センサーは主にアプリケーションでの活用を目指したもので、専用の「MOVERIO Apps Market」に用意されるゲームなど、今後登場する各種アプリケーションなどを楽しむことができる。発表会場には実際にAR(拡張現実)ゲームなどが展示されていた。

 価格は、エプソンダイレクトショップでBT-200が6万9980円、BT-200AVが8万9980円。今後3年間で5万台の販売を目指す。

《椿山和雄@RBB TODAY》

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