トヨタのモータースポーツ活動は「TMSM社の傘下に集約」して体制強化…豊田章男社長

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2014年のトヨタモータースポーツ活動発表会に出席した豊田章男社長。
2014年のトヨタモータースポーツ活動発表会に出席した豊田章男社長。 全 8 枚 拡大写真

30日、トヨタは東京・青海の「MEGA WEB トヨタ シティショウケース」にて今季のモータースポーツ活動発表会を実施。豊田章男社長は「トヨタモータースポーツのリボーン、その出発点に立つ絶好機」との旨を話し、モータースポーツ参戦体制の強化・再構築について述べた。

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トヨタのモータースポーツは、トップカテゴリーを中心に参戦するTOYOTA Racing及びLEXUS Racingの活動、そして裾野拡大に向けてワンメイクレース開催などをメインに展開されるGAZOO Racingの活動というかたちで、“3つのRacing”が存在してきた。豊田社長は「少し、わかりにくいものであったかもしれません」と話し、「それぞれの活動の立ち位置を明確にし直し、私自身が会長を務めるTMSM社の傘下に企画等の面を集約します。トヨタモータースポーツのリボーン、その出発点に立つための絶好機はまさに今と考え、今回の体制強化に踏み切りました」と言葉を継いだ。

具体的な説明は加藤光久副社長から述べられたが、今後もTOYOTA/LEXUS/GAZOOの“3 Racingブランド”は、それぞれの変わらぬ目的のために存在し続ける。しかし、TMSM=「トヨタモーターセールス&マーケティング」がそれらの企画、マーケティング、参戦の面を総括的に受け持ち、それをモータースポーツユニット開発部(従来のモータースポーツ部から改称)が開発面から支援、という構造に“リボーン”するのである。

トヨタがモータースポーツ活動の発表会を実施するのは久々で、この日は発表会後にファンイベントも開催。勝利に向けて、ということはもちろんだが、それ以上に、より多くのファン獲得に向けて、という側面が強い印象の体制強化・再構築といえるだろう。

豊田社長はトヨタのレース史や創業者・喜一郎氏の残した文章の引用、さらには自身のモータースポーツ原体験やレーシングドライバー「モリゾウ」としてのニュルブルクリンク24時間レース参戦経験談等にも触れつつ、「もっといいクルマづくりと、クルマファンづくり、これらをトヨタのモータースポーツ活動のブレない軸として、挑戦し続けていきます」と、モータースポーツ活動への意欲を語っている。

トップカテゴリーでの中核活動となるWEC(世界耐久選手権)には今季、ニューマシンの「TS040 HYBRID」でルマン24時間を含む全戦に2カーエントリーする予定であることも発表されており、昨年を含めて過去に4回の総合2位があるルマンでの初優勝に期待がかかる。

《遠藤俊幸》

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