2013年のフォード世界販売、11.7%増の633万台…米国と中国が牽引

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新型フォード・エクスプローラー
新型フォード・エクスプローラー 全 8 枚 拡大写真

米国の自動車大手、フォードモーターは1月28日、2013年の世界新車販売の結果を公表した。総販売台数は633万台。前年比は11.7%増と、2桁増を達成した。

市場別では、地元の米国が2006年に次いで多い249万3918台を販売。前年比は10.8%増と、2桁の伸びを示した。ブランド別では、フォードが前年比11.3%増の241万2224台。目立った新型車のなかったリンカーンは、8万1694台。前年比は0.6%減と落ち込む。

フォードブランドの乗用車系では、主力中型セダンの『フュージョン』が、29万5280台を販売。前年比は22.4%増と大きく伸びた。フォードブランドのクロスオーバーでは、2013年モデルとして新型に切り替わった『エスケープ』が、29万5993台を販売。前年比は13.4%増と、こちらも2桁の伸び率。

フォードブランドのライトトラック(ピックアップトラック/SUV/ミニバン)系では、ベストセラー大型ピックアップトラックの『Fシリーズ』が、前年比18.3%増の76万3402台を売り上げた。『エクスプローラー』も12.6%増の17万8311台と、引き続き好調だ。

中国の新車販売も好調。2013年は過去最高の93万5813台を売り上げ、前年実績に対して、49%の大幅増。フォードモーターの中国合弁には、乗用車の長安フォード(CAF)と、商用車の江鈴汽車(JMC)の2社がある。

長安フォードの2013年実績は新記録で、前年比62%増の67万8951台と、大幅な増加。販売の主力は、2012年4月に発売された現地生産車の新型『フォーカス』。2013年は40万3640台を販売し、前年同月比は36%増。2013年2月に中国市場へ投入されたSUVの新型『クーガ』は、9万5891台。同年4月に発売された新型『エコスポーツ』は、5万9680台。新型『モンデオ』は、3万5747台を売り上げている。

《森脇稔》

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