ホンダモーターサイクルジャパンの井内正晴社長は2月3日に都内で開いた新型スクーター『ダンク』の発表会で、「今年前半で20機種以上の新製品を投入し、国内販売計画は23万台としている」ことを明らかにした。
井内社長は「2014年のホンダの商品展開はダンクを始め、昨年の東京モーターショーに参考出品した『CB1300 SUPER FOUR』、『CB400 SUPER FOUR』シリーズ、『CB1100』を核に、『CB650F』ならびに『CBR650F』など趣味性の高いモデルを発売する予定」と披露。
さらに「2月7日に発表する『CB1100』には要望の高いETC車載器とグリップヒーターを工場装着したEパッケージを設定する新たな展開を開始する。順次Funモデルに水平展開していく」と述べた。
ホンダの2013年の国内2輪車販売実績は前年比1.2%減の21万9000台だった。14年は20機種の新型車投入で5%の伸びを見込むことになる。井内社長は「当然これだけの新製品のラインアップがでてくるので、ホンダとしては総需要を拡大していく中で台数を狙っていくというのがベースの考え方。しかしながら4月からの消費増税が予定されている中、固いところで計画台数をおいた。そこから台数が増えることが見込めれば当然修正していくことにつながっていくが、まずは手堅い水準とした」と説明した。