静岡ガス、「T-グリッドシステム」を採用…エネファームの余剰能力を融通

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T-グリッドシステム概念図
T-グリッドシステム概念図 全 3 枚 拡大写真

静岡ガスは1月30日、東レ建設と共同で日本初となるマンション内電力融通システム「T-グリッドシステム」を採用したスマートタウンを静岡県東部で2017年度の完成を目指して建設すると発表した。

「T-グリッドシステム」とは、マンション内で燃料電池を内蔵したエネファームの余剰能力を融通しあうシステムで、マンション全体では外部の電力会社から購入する電力を最小限に抑制することができる。

たとえば、同じマンション内のBさん宅でエネファームに発電余力があり、Aさん宅でエネファームの発電能力が一杯で、外部から電力を購入しなければならない状態であるとき、同システムが働いてBさん宅のエネファームからAさん宅に売電して、マンション全体で外部からの購入電力を減らす、という仕組みだ。

この例では、Bさん宅にエネファームの燃料代が余計にかかるが、Aさん宅に売電することでBさん宅の燃料代を精算する。このため各家庭に設置されるエネファームの容量を最低限に抑えることができ、エネファームの初期費用を安くできる効果も期待できる。

このシステムを導入すれば、外部からの電力購入量を約60%減らすことができ、エネルギーコストを約30%削減することができるという。

《山内 博》

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