内海造船が発表した2013年4-12月期(第3四半期)連結決算は、経常損益が16億8400万円の赤字に転落した。前年同期は30億6300万円の黒字だった。
売上高は前年同期比34.0%減の146億7700万円と大幅減収となった。新造船工事は、9隻で前年同期と比べ4隻減少したことに伴う工事量の減少、海運市況悪化後に受注した低船価で採算が厳しい新造船を売上計上したため。
受注は、貨物船、プロダクトキャリア、RORO船など、計11隻他で392億4700万円を受注し、受注残高は、新造船17隻他で436億9300万円となった。
営業損益は、減収に加え、資機材価格や低水準で推移する船価が収益を圧迫し、17億6100万円の赤字に転落した。当期損益は15億9900万円の赤字だった。
通期業績見通しは前回予想を据え置いた。