【トヨタ T-Connect 発表 in ドバイ】砂漠で迷わない&ムスリム最適化のナビ&オペレーターサービス

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【トヨタ T-Connect 発表】トヨタの市場シェア4割、スマホ普及率世界一のUAEから先行投入
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トヨタ自動車が2月5日にローンチイベントを実施した、中近東向けスマートフォン用テレマティクスサービス「T-Connect」。中近東8カ国の新車購入ユーザーに対して12ヶ月無償提供するというものだが、アラブ首長国連邦(UAE)では1月19日よりサービスインしており、すでに利用可能となっている。

T-Connectは、日本やタイで「Smart G-BOOK」として提供をしているナビゲーション/オペレーターサービスがベース。電話でオペレーターサービスに接続し、目的地のリクエストを口頭で伝えるとスマートフォンのナビゲーションに目的地が転送され、ナビによる音声ガイダンスが利用できるというものだ。対応言語はアラビア語と英語となっている。

スポットサーチやお気に入り地点登録(「マイスポット」)、トヨタからのオファーや情報提供を閲覧できる「T-Connect Inbox」に加えて、イスラム教の聖地である「カーバ神殿」(メッカ)の方角を示す「Qibla Compass」、礼拝の予定をスケジューリングできる「Prayer Time Planner」など、土地柄を反映した機能も盛り込まれている。

このアプリは地図をローカルに保存する、いわゆる「オンボード」型。これは通信の届かない砂漠などでの使用を配慮した使用だという。地図はHERE(旧NAVTEQ)製。また、走行軌跡の表示にも対応。日本のナビゲーションでは当たり前となっているものだが、砂漠で迷わないためにニーズの高い機能だという。

ナビゲーションのユーザーインターフェスはSmart G-BOOKと同様、ブルーが基調色になっている。スマートフォンの高い描画性能を活用していることもありレンダリングは非常になめらかで、ランドマークは3Dの立体的な表示で描くなど見た目の品質感も高い。日本のG-BOOKなどと異なるのは、デフォルトの音声案内が男性であること、また案内ルートの線はオレンジ色になっている、など細々した点だ。女性の声も用意があるが、男性がデフォルトとしているのはサウジアラビアなどイスラム教の伝統が根強い国々に配慮したからだという。なお、マップマッチングについては独自の調整をかけているとのことだ。

《北島友和》

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