ヒシャムディン・フセイン運輸相代理は、クアラルンプール新国際空港(KLIA)の新格安航空会社(LCC)専用ターミナル(KLIA2)について5月2日のオープン予定日は変更しないと表明した。
運輸省は、建築完成証明(CCC)の取得が失敗したことで開業日の延期を求めるいかなる要請にも応えることはないとし、当初の約束通り5月2日に開業するという。また、度重なる延期やCCCの取得失敗の原因追究のため調査を行い、適切に対処すると述べた。
空港運営のマレーシア・エアポーツ・ホールディングス(MAHB)が発表した声明によると、下水処理会社インダ・ウォーター、セパン市議会、消防レスキュー局による調査が1月末に実施されたが、メインターミナルの65%において防災及び安全基準に適合していないとの評価を得たためCCCの取得には至らなかったという。
メインターミナルの建設を行っているUEMコンストラクションとビナ・プリの合弁(UEMC-ビナプリJV)は 1 月末までにCCC を取得することができると明らかにしていたがその後、予期せぬ問題が起きたためCCCの取得に失敗したとの声明を発表した。コンサルタントや建築家と協議を行い、安全を確保するため工事を行うという。
(ザ・スター、ニュー・ストレーツ・タイムズ、ザ・サン、2月6日、マレーシアン・インサイダー、2月5日)