JAL、4月から国際線燃油サーチャージを引き上げ…円安で基準価格の適用額も値上げ

航空 企業動向

日本航空(JAL)は、4月から適用する国際線の「燃油特別付加運賃」(燃油サーチャージ)を引き上げると発表した。また、2014年度(2014年4月~2015年3月)の適用条件表も決定した。

JALでは、燃油特別付加運賃額を2カ月ごとに、直近2カ月間の燃油市況価格平均に基づいて見直している。2013年12月から2014年1月のシンガポールケロシン市況価格2カ月平均は、1バレルあたり123.88ドルだった。このため、2014年4月~5月に発券される航空券に適用される燃油特別付加運賃は、添付条件表のZone G(120ドル基準)の金額を適用するため、引き上げる。

韓国・極東ロシアは現行より300円アップの2500円、中国・台湾・香港が1000円アップの7000円、グアム・フィリピン・パラオ・ベトナムが1000円アップの8000円、タイ・シンガポール・マレーシアが1500円アップの1万3000円、インドネシア・インド・ハワイが1000円アップの1万6000円、北米・欧州・中東・オセアニアが1500円アップの2万5000円となる。

また、2014年度の適用条件表は、昨年からの円安の進行による費用増を踏まえて、Zone G(120ドル基準)からZone I(140ドル基準)の適用額を改定する。

現行使用している適用条件表は、2011年以降の急激な円高進行による費用減を考慮して、2012年度にZone GからZone Iの適用額を値下げしたが、為替レートが2011年度以前の円安水準で推移している状況から、2011年度まで使用していた適用条件表に戻す。

《レスポンス編集部》

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