【デリーモーターショー14】TVSブースに「ステルス」スクーター見参

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TVS『グラファイト』(デリーモーターショー14)
TVS『グラファイト』(デリーモーターショー14) 全 14 枚 拡大写真

2月5日よりインド・グレーターノイダで開催中の「第12回オートエキスポ2014」(デリーモーターショー14)。

インドには地元資本のオートバイメーカーがいくつかあり、日本勢に劣らない存在感を見せている。そのひとつがTVSモーターカンパニーだ。日本ではまったく馴染みのないブランドだが、デリーの路上では決して珍しい存在ではない。

そのTVSが、2台のスタイリッシュなコンセプトモデルを公開した。1台はスクーター、もう1台は通常のオートバイで、いずれもエッジの効いたスポーティなスタイルが目を引く。

その一つ、『グラファイト』のシャープなスタイリングは、ステルス戦闘機の技術に着想を得たという。全体の造形や雰囲気だけでなく、マフラーをカウルの内側に隠したのもステルス機の特徴を取り入れたもの。しかしウインクしているかのような左右非対称のフロントカウルはチャーミングな印象だ。

よく見れば座席の下にはヘルメットも入れられる収納スペースがある。またフットボード右側に小さな開口部があり、ここがマフラーエンドだと理解できる。つまりマフラーはフットボード床下ということなのだが、フットボード中央には給油口もあった。

フットボード右側にマフラー、左側に燃料タンクを内蔵するレイアウトなのだ。燃料タンク容量は6リットルだというが、モックアップとはいえいささか不合理に感じる部分があるのは確かだ。

メカニズムのハイライトはAMTを搭載すること。スクーターといえばCVTが定番だが、グラファイトはハンドルグリップ内側にあるボタンでシフトアップ/ダウンをおこなうことで、スポーティな走りを楽しむことができるとメーカーでは説明する。

そのほかメーターにはLCDディスプレイを採用し、スマートキーやイモビライザーなど電子装備も備えるという。いずれも想定スペックにすぎないが、インドでも急速にシェアを高めているスクーター市場への心意気は充分に感じる意欲作だ。

《古庄 速人》

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