WRC-2クラスで『フォード・フィエスタRRC』を運転するサウジアラビア人ドライバーのヤジード・アル‐ライヒが2月6日、ラリースウェーデンの第1レグで34秒1のリードを奪った。
アル‐ライヒは2013年のラリースウェーデンにおける驚くべき勝者で、同じ結果をもたらす為に彼はこれまでの7つの内の4つのステージで最速タイムを記録している。
アル‐ライヒはこの日のオープニングステージで最速となり、その後第4ステージまでライバルのヤリ・ケトマーとステージでの勝利を交換することとなったが、残りの2つのステージに勝利したことで、この日のリードを奪うこととなった。
「僕は右コーナーで道路を逸脱して棒に当たってしまい、その後フィニッシュあたりで再度道路を逸脱して、雪の中に10秒間捕まってしまった。しかしそこから出ることができて、今日はラッキーだったよ。僕は今ラリーをリードして、ここまでは全てコントロール下にある」とアル‐ライヒは語った。
『フォード・フィエスタR5』を運転するケトマーは、このラリーで優勝を争う有力候補だったが、車の快適性を発見するのに苦しみ、第1レグを2番手で終了した。
WRC-2のチャンピオンシップをリードするユーリ・プロタソフは、この日のラリーをケトマーから8秒9遅れの3番手でフィニッシュした。
また『スバル・インプレッサ』を運転するアンダース・グロンダルは、プロタソフよりわずかに3秒2遅れの4番手を確保した。