大井川鐵道、大幅減便のダイヤ改正…3月26日

鉄道 企業動向

静岡県の大井川鐵道は2月6日、大井川本線と井川線のダイヤ改正を3月26日に実施すると発表した。利用者の減少を受けて大幅な減便となる。

金谷(島田市)~千頭(川根本町)間の39.5kmを結ぶ大井川本線では、SL列車と金谷~新金谷間の区間運転列車を除くと上下各14本の定期列車が運行されている。ダイヤ改正後は上下各9本に減り、このうち上下各1本は家山発着になる。

初列車は現在、上りが5時29分、下りが6時17分だが、改正後は上りが6時04分、下りが6時13分になる。終列車も現在の上り20時21分、下り21時11分に対し、改正後は上り20時20分、下り20時28分となる。千頭~井川(静岡市葵区)間25.5kmを結ぶ井川線のダイヤは詳細を検討中としているが、大井川本線と同様に減便する方針だ。

大井川鐵道によると「(利用者の減少で)電車運転のみならず、当社の収益の柱であるSL列車の運転にまで影響を及ぼしかねない状況が想定」され、運転本数を減らすことにしたという。2月3日には沿線自治体の島田市と川根本町に対し、経営支援策を検討する協議会の設置を要請しており、本年度中にも協議会が設置される模様だ。

《草町義和》

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