日産自動車の片桐隆夫副社長は2月13日に横浜市で開いた『デイズ ルークス』の発表会で、2013年度の国内新車市場が「560万台から570万台規模になるだろう」との予測を示した。
片桐副社長は、新モデル効果や景気の好転、消費税引き上げに伴う駆け込み需要などにより「各社とも相当の受注残を抱えて来年度に入る」との見通しを述べ、今年度の新車需要が高いレベルになると指摘した。
12年度の国内市場は521万台だったので、2年連続で500万台を突破することになる。560万台から570万台だと伸び率は8~10%に及ぶ。さらに片桐副社長は、消費税が引き上げられる4月以降の市場動向についても、各社の受注が積みあがっているため「4月にストンと落ちることにはならないのではないか」と、展望した。