ダイムラー、中国向けEV『DENZA』を初公開…BYDとの合弁を通じて14年中に発売へ

自動車 ニューモデル 新型車
電気自動車DENZA初公開
電気自動車DENZA初公開 全 1 枚 拡大写真

ダイムラーは2月14日、中国向けEV『DENZA』の画像を初公開した。DENZAはダイムラーと中国電池大手BYDとの合弁会社である「深センBYDダイムラー新技術有限公司=Shenzhen BYD Daimler New Technology(BDNT)」で開発・製造され、2014年中には発売される予定だという。

同時にダイムラーはEVに欠かせない充電装置の供給についても発表した。BDNTはまたABB社と中国における充電装置の供給について契約し、DENZAと共同で壁掛け型の急速充電機をユーザーに販売するという。この急速充電機は中国の普通のコンセントで使用でき、モバイル・アプリケーションでリモート監視・操作できるオプションが準備されるようだ。

BDNTのCOOであるアルノ・ローリンガー氏は、「DENZAは中国の自動車市場における持続可能な交通手段として重要なステップだ。EVにとって我々が充電装置を整備するインフラ・パートナーを持っていることが非常に重要だ」とコメントした。

BDNTが生産する初めてのEVとなるDENZAは、2014年4月の北京モーターショーでワールド・プレミアされ、年内には発売される予定だという。

BDNTは、ダイムラーとBYDによって2011年2月に設立され、250人のエンジニアを擁して、BYDの電池技術とダイムラーの125年以上の自動車生産の歴史をベースに新エネルギー自動車を開発している、という。

《山内 博》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  2. 約10万円で200km以上走るEVバイク登場に「現実的な選択肢」、ベトナムから日本上陸に期待の声
  3. ホンダ『プレリュード』新型、ホームページで先行公開…発売は9月
  4. スバル『フォレスター』に早くも「理想の姿」と話題の特別仕様、「最初から出してよ!」の声も
  5. ホンダ『N-ONE e:』の価格を予想、280万円台からか…実質ガソリンモデル並み?
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  4. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  5. 栃木ホンダ販売、テラチャージの急速充電器設置…EV充電環境を強化
ランキングをもっと見る