【三菱 eKスペース 発売】デリカ D:5 をイメージしたカスタムのフロントフェイス

自動車 ニューモデル 新型車
三菱 eK スペース
三菱 eK スペース 全 16 枚 拡大写真
三菱自動車は2月13日、新型eKシリーズ第2弾となるスーパーハイトワゴン『eKスペース』を発売した。その商品コンセプトは“楽・空・感”で、それはそのままデザインコンセプトにもつながっているという。

三菱デザイン本部デザイン部エキスパート(デザイン担当)の吉田充宏さんによると、このコンセプトをもとに、デザインでも広さ感を具現化した。

さらに、「このセグメントでは最後発なので、他社にないスタイリングを実現しようと、日産と協業でデザインもスタートした。他社は箱っぽいデザインが多いので、こちらは少し動きを持たせてスタイリッシュにしようとデザインしている」と話す。

eKスペースのデザインの特徴を具体的に挙げると、サイドの2本のキャラクターラインが効果的だと吉田さん。「これは、『eKワゴン』でもトリプルアロウズラインというキャラクターラインを使ってマッシブさを表現しているのと同様に、この2本のキャラクターラインで同じ方向性を目指している」とし、「このクルマは背が非常に高いので、その高さを支えるためのボディをしっかりとデザインしようとした結果だ」という。

三菱eKスペースと、日産『デイズルークス』は、『eKワゴン』や『デイズ』と同様に、NMKV(日産と三菱の合弁会社で商品企画・開発を行っている)によって企画・開発がすすめられた。

日産との差別化について吉田さんは、「主にフロントマスクだ」と説明。三菱では、「三菱のスペース系の代名詞『デリカ』の流れをくんだ軽自動車で、(デリカと)同じ思想を持って作ったというイメージを持たせるべく、カスタムはデザインされている」と説明。

標準車は、「購入ユーザーはママさんが多いかなと考えると、ヘッドランプとグリルを融合させ、上品な感じ。それも、(値段が)高そうということではなく、お洒落な感じや、都会的な感じにデザインしている」という。具体的には「グリルのメッキを細くして、光沢のあるブラックでデザインしたことなどだ。いかにもと感じさせないところが良いかなと思う」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「妄想が現実になった」トヨタがAE86のエンジン部品を発売へ…「復刻だけじゃない」その内容に驚きの声
  2. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  3. 「思ったよりだいぶ安い」トヨタ『GRヤリス』に新登場、エアロパフォーマンスパッケージに絶賛の声
  4. メルセデスベンツ『Cクラス』次期型を予告、光る大型グリル採用…初のEVも設定へ
  5. 【ジープ レネゲード eハイブリッド 新型試乗】レネゲード、ここにいよいよ極まれり…島崎七生人
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る