昭和シェル石油が発表した2013年12月期連結決算は、経常利益が前年同期比501.2%増の762億円と大幅増益となった。
売上高は主に石油製品価格上昇の影響で、同12.3%増の2兆9538億円と大幅増収となった。
収益では、石油事業における原油価格上昇に伴うたな卸資産評価益の発生、エネルギーソリューション事業での国内向け太陽電池販売拡大などの効果で営業利益は同413.2%増の754億円となった。
たな卸資産評価の影響を除いた場合の経常利益相当額は418億円で、前年度比306億円の増益となった。当期純利益は602億円だった。
今期の通期業績見通しは売上高が同6.6%増の3兆1500億円を予想する。営業利益は同29.7%減の530億円、経常利益が同30.4%減の530億円、当期純利益が同38.6%減の370億円と減益を予想する。