日産自動車が発売した『デイズ』シリーズの第2弾、『デイズルークス』のフォーカスターゲットは、20代から30代のビギニングファミリーの主婦だという
そう話すのは、日産日本商品企画室リージョナルプロダクトマネージャーの安居理進氏。ビギニングファミリーとは、シンプルで機能的なものを好むファミリーを指す。
安居氏は「就学前の子育て真っ最中で、家には『セレナ』などのミニバンがあり、それと併有するケースが多いと予想する。日常の足だが、広さ、便利さはミニバンと同じようなクルマが欲しいというユーザー」だとする。
そういったユーザーに向けての商品コンセプトは、「“Mom’s Happy Moving Room. 楽・空・感”だ」という。「楽々運転、快適な使い勝手、広々とした使いやすい空間、ワクワクとさせるデザインと品質がポイントだ」と述べる。
安居氏はターゲットユーザーが何を求めているかを購入プロセスに従って分析。「まず軽自動車を選択するという時点で、維持費の安さと軽のサイズから、小ささ、使いやすさがまずは重要になる」と話す。
次に、軽サイズのスーパーハイトワゴンを選択するユーザーは、「軽自動車と思えない室内の広さになるだろう。さらに快適で使いやすい室内空間と、乗り降りのしやすさは外せなく、スライドドアがあることはマスト要件だ」と説明。
他のスーパーハイトワゴンとの差別化では、「先進利便装備を追求した。また、エクステリア、インテリアデザインの質感も他社と差別化することで、ユーザーに認めてもらおうと考えている」と語った。