【ANA中期経営戦略】戦略的な投資を継続…アジアのエアラインへ積極的に資本参加

航空 企業動向
ANA(イメージ)
ANA(イメージ) 全 2 枚 拡大写真

ANAホールディングスは、「2014-16年度ANAグループ中期経営戦略」で機動的な戦略的投資を実施すると発表した。

高い経済成長が期待されるアジアでは、航空需要だけではなく、航空会社数や航空機数も飛躍的に増加することが見込まれている。ANAグループでは、アジアの航空市場の拡大を航空事業、航空関連事業のビジネスチャンスと捉え、機動的な戦略的投資を行い、事業基盤の強化と収益機会の多様化へと結び付ける。

アジアを中心とした航空需要が伸び続ける市場に進出し、新たな需要をグループに取り込む。ミャンマーのアジアン・ウイングス・エアウェイズは、ミャンマー政府と出資に関する認可取得に向けて調整中。また、アジアでネットワークのシナジーが見込まれる複数の航空会社へ資本参加することを検討する。

また、昨夏に出資したパンナム・インターナショナル・フライト・アカデミーは、既存事業のベースである北米・南米で着実な利益を創出する一方で、バンコクに新拠点を展開することにより、東南アジアの旺盛なパイロット養成需要を確実に取り込み、収益拡大を図る。

アジアにおける航空事業の拡大に伴い、旺盛になることが見込まれる整備需要の取り込みを視野に入れて、沖縄県那覇空港における航空機整備事業に本格参入する。2015年度の事業開始を目指して、沖縄県をはじめ、関係各所と調整する。

さらに、海外におけるANAブランドの認知度を向上や新規旅客需要の発掘、グループに新たな事業モデルを導入することを目的に、非航空関連事業へも投資する。既に、海外で日本の認知度向上を目指すクール・ジャパン推進機構へ出資した。

ANAグループへの革新的な事業モデルの導入、新サービスの創出を目的に、シリコンバレーを拠点にベンチャー企業への投資・育成を行うWiLが組成したファンドに出資した。ファンドを通じ、日本におけるベンチャー企業の活性化をサポートし、自社と外部の知見を組み合わせ、サービスや売り上げを向上させる「オープン・イノベーション」を促進する。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 世界初、個人所有できるレベル4自動運転「ロボカー」誕生、2026年に納車開始
  2. コメリが洗車グッズの新商品を発売、撥水力2倍のカーワックススプレーなど4アイテム
  3. 「本当に世に出るとは」わずか1トンの車体に800馬力V12を搭載、「超アナログ」なスーパーカーにSNS沸く
  4. <新連載>[車内エンタメ最新事情]音楽を聴く場合、スマホはどう繋ぐ? 便利なのは? 音が良いのは?
  5. 不適切利用47%、カメラ式駐車場管理システムで判明…熊野白浜リゾート空港
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る