【MWC 2014 Vol.8】富士通研、作業現場向けグローブ型ウェアラブルデバイスを開発

自動車 ビジネス 企業動向
グローブ型ウェアラブルデバイス
グローブ型ウェアラブルデバイス 全 4 枚 拡大写真
 富士通研究所は2月18日、保守作業などの現場向けに、グローブ型ウェアラブルデバイスを開発したことを発表した。NFC(Near Field Communication)タグリーダとジェスチャ入力機能を備えた、簡易な形状のものとなっている。

 今回開発されたデバイスとヘッドマウントディスプレイを組み合わせることで、物に触れるという自然な行動をきっかけに、作業を中断して端末を操作することなく、作業手順などの情報を表示可能となる。作業結果の入力もジェスチャで行える。

 作業対象物に貼り付けたNFCタグを指先でタッチするだけで関連する情報を提示できる。また指先に接触センサーを搭載し、タッチした瞬間だけNFCタグリーダを起動することで低消費電力を実現。稼働時間を従来の3時間から9時間に延ばしたという。

 ジャイロセンサーと加速度センサーを手首に搭載することで、ジェスチャ認識も実現。通常の作業中にはほとんど表れない、手の甲を反らせる「背屈」という姿勢をきっかけに動作することで、通常の腕の動きとジェスチャとを区別している。

 なお本デバイスは、2月24日~27日にスペイン・バルセロナで開催される国際展示会「Mobile World Congress 2014(MWC2014)」にて展示される予定。富士通研究所では、本技術の実証実験などを経て、2015年度中の実用化を目指す。

《冨岡晶@RBB TODAY》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「思ったよりだいぶ安い」トヨタ『GRヤリス』に新登場、エアロパフォーマンスパッケージに絶賛の声
  2. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  3. レクサス『IS』改良新型、米国はハイブリッドなし..V6ガソリンだけを設定
  4. メルセデスベンツ『Cクラス』次期型を予告、光る大型グリル採用…初のEVも設定へ
  5. ブリッド、高級スウェード調生地採用の新型リクライニングシート「ガイアススリー・レイムス」発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る