車両向けバイオ燃料、2022年の年間需要は1.5倍の510億ガロン

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バイオ燃料での実演飛行を行ったエア・カナダの航空機(参考画像)
バイオ燃料での実演飛行を行ったエア・カナダの航空機(参考画像) 全 1 枚 拡大写真

ナビガントリサーチは、調査レポート「車両向けバイオ燃料市場」を発表した。

同レポートでは、バイオエタノールやバイオディーゼル、ドロップインバイオ燃料などのバイオ燃料の新興市場と今後の成長可能性について分析した。

同レポートによると、バイオ燃料の道路輸送における世界需要は2013年の324億ガロンから2022年までに511億ガロンへ成長するとしている。

米国の道路運輸セクタにおける石油消費量は2016年にピークを迎え、バイオ燃料は全需要の8.7%への成長をすると予測。今後は、現状のジェットエンジンにそのまま利用できるドロップインバイオ燃料の進化により、航空業界や米国国防総省なども巻き込み、価格を低減させながら、技術開発が進むとみている。

同社のリサーチアナリストであるスコット・シェパード氏は「欧州や北米の先進諸国では、車両の燃料効率の向上や代替燃料車への注目の高まりなどから道路輸送セクタでの液体燃料消費量は減少し始めている。非食品原料由来のバイオ燃料の進化やインフラや車両への変更を必要としないバイオ燃料によって石油産業界に大きな変化がもたらされることになるだろう」とコメントしている。

《纐纈敏也@DAYS》

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