【中国国際用品展14】中国で孤軍奮闘、カーメイト…品質を武器に積極攻勢

自動車 ビジネス 海外マーケット
中国国際用品展
中国国際用品展 全 11 枚 拡大写真

中国国際用品展は、“国際”を銘打つがかなりドメスティック色が強いイベントだ。日本を含む外資のブランドも所々で見かけるが単独での出展はほとんどなく、中国地場の代理店や合弁でのブースが大多数を占めている。

その中にあって、数少ない日本発のブランドとして中国で気を吐いているのがカーメイトだ。撥水剤などのケミカルに加えて、ディズニーの権利許可を得たインテリア用品などをアピールしているが、今回は特に「エールべべ」ブランドで展開しているチャイルドシートの訴求を中心に行っている。

国内開発部部長の赤石賢士氏は、「今年の3月から、上海でチャイルドシートの装着が義務づけられ、9月からは中国の認証(中国強制製品認証制度:CCC)を得た製品でなければ販売ができなくなります(1年間の猶予期間あり)。当社は日本ブランドとしての品質と信頼性を武器に、チャイルドシートをPRしています」。チャイルドシートが普及していない中国では、取付方法自体がほとんど知らないということで、「チャイルドシートをただ置けばいいと思っている人も少なくありません。ISOFIX固定タイプの使い方などを実演を通して説明しています」と語る。

また、PM2.5対策のための空気清浄機も引き合いが増えているという。赤石氏によれば「ここ中国では最近になってようやくPM2.5の問題が注目されてきました。当社の空気清浄機を利用して密閉すれば1分とたたず粉塵の粒子を1/4以下にまで減らすことができます」と実機の数値を示しながら説明してくれた。

《北島友和》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. アルファロメオの新型SUV『ジュニア』日本発売に、「420万円はリーズナブル」「マジで美しい」など反響続々
  2. トヨタ車体、『アルファード』『ヴェルファイア』をトヨタ自動車に生産移管、いなべ工場は商用車専用に
  3. クーペSUVに進化! アルファロメオ『ステルヴィオ』次期型を完全プレビュー
  4. 「まさにアメリカンスポーツの最高到達点」1000馬力越えの『コルベット』にSNSも注目!コスパ最強ハイパーカー誕生か
  5. 背もたれに貼り付いた子どもたちの頭髪に…学術集会で議論された「ジュニアシートの適正使用」【岩貞るみこの人道車医】
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る