欧州の自動車最大手、フォルクスワーゲンは2月20日、『ゴルフ GTE』の概要を明らかにした。実車は3月、スイスで開催されるジュネーブモーターショー14で初公開される。
ゴルフ GTEは、新型『ゴルフ』シリーズに加わったプラグインハイブリッド車(PHV)。EVの『e-ゴルフ』に続く代替燃料車だ。ゴルフシリーズとしては、ガソリン、ディーゼル、CNG、EVに続く第5のパワートレインとなる。
PHVパワートレインは、エンジンが直噴1.4リットル直列4気筒ガソリンターボ「TSI」。最大出力150psを発生する。モーターは、最大出力102ps。システム全体では、204psのパワーと、35.7kgmのトルクを引き出す。トランスミッションは、ハイブリッド車に専用開発した6速DSG。動力性能は、0-100km/h加速7.6秒、最高速217km/h。
二次電池は、蓄電容量8.8kWhの水冷リチウムイオンバッテリー。EVモードでは、最高速130km/hで、最大50kmを走行可能。ガソリンエンジンと合わせた最大航続可能距離は、940km。バッテリーの充電は、およそ2時間30分で完了する。
優れた環境性能は、PHVのゴルフ GTEならでは。EVモードの効果もあって、欧州複合モード燃費は65.5km/リットル、CO2排出量35g/kmを実現している。