PKR党首に有罪判決、スルタンへの発言で扇動罪…マレーシア

自動車 ニューモデル 新型車

野党・人民正義党(PKR)カーパル・シン党首によるペラ州スルタンの決定に異議を挟む発言が扇動罪に問われた裁判の判決が21日にあり、高等裁判所はシン被告に対する有罪判決を下した。マレーシアン・インサイダーが報じた。

シン被告側は判決を受け入れた上で、健康問題から減刑を求める方針。

同発言は2009年、ペラ州スルタン、アズラン・シャー殿下が当時同州与党だった野党連合・人民同盟(PR)が要求した議会解散請求を却下し、ニザル・ジャマルディン州内閣の総辞職を求めたことに関するもの。PR構成党であるPKR党首のシン被告が、スルタンの職権濫用に当たるなどと批判した。

シン被告の弁護団は、シン被告がいち政治家として法律的な見解を述べたものであり、シン被告への訴追は政治的な悪意を含んだものだと主張していた。
2010年6月の高裁判決ではシン被告が無罪となったが、2012年1月の控訴審では逆転判決となり、高裁への差し戻しが言い渡されていた。

2008年の総選挙でPRが政権を奪取したペラ州だが、与党連合・国民戦線(BN)が寝返り工作を仕掛けて州議会議席の過半数を奪回した。解散・出直し選挙を許さず結果的にBNを利することになったスルタンの決定については法律専門家の間でも適法かどうかで意見が分かれている。

小栗 茂

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. もしも「タイプ992」が初代911をオマージュした世界線だったら…? ウクライナのデザイナーが再解釈
  2. 日本とは違う『カローラセダン』に「GRスポーツ」が登場、ステアリングもGRがチューニング
  3. 「ベントレー史上最大のデザイン革命」初のコンセプトEVは、全長5m超えの3名乗りクーペ
  4. 公取委、ダンロップに行政処分 全天候型タイヤ「安売り阻止」疑い[新聞ウォッチ]
  5. 大胆なブラックバンパーに大反響!ダイハツ『ロッキー』のコンセプトカーを10台限定で市販化
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
  5. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
ランキングをもっと見る