18日午前10時ごろ、東京都墨田区内の首都高速道路7号線を走行中の乗用車に対し、対向車線側から飛んできたバールがガラスを突き破って車内に入り、運転者の顔面を直撃する事故が起きた。この事故で63歳の男性が重傷を負っている。
警視庁・高速隊によると、現場は墨田区両国付近で片側2車線の緩やかなカーブ。乗用車は第2車線を走行。交通集中による渋滞のため、10km/h程度の速度で進行していたところ、対向車線側から飛んできたバールが運転席のガラスを突き破って車室内に侵入。運転していた63歳男性の顔面を直撃し、助手席側のガラスを突き破って車外に落下した。
男性は近くの病院へ収容されたが、顔面を骨折するなどの重傷。第1車線を走行していたクルマに被害は無かった。
バールは金属製で、直径約90cmで重さ2kg。聴取に対して男性は「対向車線側からいきなり飛び込んできた」などと話しており、警察では路上に落下していたバールをトラックなどが跳ね上げ、これが飛び込んできた可能性が高いとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。