スカイボックス イメージング社高解像度地球観測衛星を2015年に6機打ち上げ

宇宙 企業動向
SkySat-1が2014年2月14日に撮影したエジプト・ポートフアードの港
SkySat-1が2014年2月14日に撮影したエジプト・ポートフアードの港 全 2 枚 拡大写真

2014年2月20日、オービタル サイエンシズ社は、地球観測衛星ベンチャー企業スカイボックス イメージングから高解像度地球観測衛星『SkySat(スカイサット)』を2015年に6機打ち上げる契約に合意したと発表した。

オービタルサイエンシズ社のミノタウロス-Cロケットは、2015年にバンデンバーグ空軍基地から、スカイボックス イメージング社の動画撮影が可能な地球観測衛星を6機打ち上げる。ミノタウロス-Cロケットは、ATK製の固体モーターを採用した小型の4段ロケットで、2000年から政府系の小型衛星を25回、打ち上げに成功している。正式な打ち上げ契約は今後になるものの、SkySatを軌道上に配置するための機構を、現在オービタルサイエンシズ側で開発中だという。

スカイボックス イメージングは、分解能1メートルで、90秒間の動画撮影も可能なの小型観測衛星SkySatシリーズを展開する米ベンチャー企業。昨年11月、ドニエプルロケットで第1号機を打ち上げ、12月から画像の撮影、公開を開始している。今年2月18日には、ウクライナ・キエフ市街での反政府デモの様子を現地時間の午前11時ごろに撮影し、18日中にニューヨークタイムズ紙に掲載するなど、高精細な衛星画像を短時間で配布する活動にも力を入れている。SkySatシリーズは2018年までに24機の衛星を打ち上げるとしており、さらに高頻度での地球観測画像の展開が可能になると期待されている。

《秋山 文野》

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