全日空商事が藤二誠を買収、訪日観光客向けご当地グッズの販売を強化

航空 企業動向

ANAホールディングスは、100%子会社の全日空商事が藤二誠を買収すると発表した。

全日空商事は、藤二誠の株式13万2660株、発行済株式総数の99%をアント・カタライザー3号投資事業有限責任組合から約36億円で取得することで合意した。

藤二誠は、1970年の設立以来、主力商品である「はんこ」や「ネーム商品」に加え、ユニークなPB商品、ご当地商品・キャラクター商品などを数多く開発し、全国の交通施設や観光施設などを中心とした幅広い流通網を活用して販売している雑貨土産の卸売業界最大手。

全日空商事は、全国34空港に持つ販売ネットワークを展開しており、藤二誠が企画・開発した商品をグループ会社が運営する空港店舗で販売するなど、これまでも良好な関係を構築してきた。

全日空商事は、今回の株式取得により、藤二誠が持つ商品企画力・開発力を活用して、拡大が見込まれる訪日観光客向けに日本の景勝地に関連するご当地商品、キャラクター商品などの観光雑貨を展開する。また、藤二誠が持つ幅広い販売網も活用して、観光施設の新たな販路の開拓も図る。

これらの相乗効果による収益拡大を図り、全日空商事は、日本の観光土産業界をリードする企業グループの形成を目指す。

全日空商事は公正取引委員会の承認を取得後、3月末までに株式取得を完了する予定。

《レスポンス編集部》

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