日立、CBTCの国際規格認証を取得

鉄道 企業動向
CBTCシステムの基本的な構成。日立はCBTCシステムを用いた列車運行の際に必要となる連動装置やATOなど全てのシステムについてRAMS認証を取得した。
CBTCシステムの基本的な構成。日立はCBTCシステムを用いた列車運行の際に必要となる連動装置やATOなど全てのシステムについてRAMS認証を取得した。 全 1 枚 拡大写真

日立製作所は2月20日、都市交通向け無線信号システム(CBTC)の国際規格「IEEE1474」に準拠し、国際安全性規格に完全適合した最高安全レベル(SIL4)のRAMS認証を、欧州の認証機関から取得したと発表した。

日立は中国の重慶軌道交通3号線向けにCBTCを受注・納入しているほか、欧州における統一列車制御システム(ETCS)の規格に準拠した車上信号装置を2013年12月に製品化している。

今回の認証取得により、日立はCBTCシステムを用いた列車運行の際に必要となる運行管理システムと連動装置、自動列車防護装置(ATP)、自動列車運転装置(ATO)、無線システムについて、全てRAMS認証を取得したことになる。このうち連動装置とATPはSIL4認証を取得した。同社は「今回の認証取得を通して世界の鉄道信号市場への事業展開を一層強化し、グローバルで鉄道システム事業の拡大を図っていきます」としている。

《草町義和》

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