帝人、PC樹脂製のパーテーション窓が日産のNV200ニューヨーク市タクシーに標準採用

自動車 ビジネス 企業動向
帝人、PC樹脂「パンライト」を使ったパーテンション窓が日産NV200ニューヨーク市タクシーに採用
帝人、PC樹脂「パンライト」を使ったパーテンション窓が日産NV200ニューヨーク市タクシーに採用 全 2 枚 拡大写真

帝人は、ポリカーボネート(PC)樹脂「パンライト」製グレージングを使用したパーティション窓が、米国ニューヨーク市のタクシー向け日産自動車の「NV200ニューヨーク市タクシー」に標準搭載されたと発表した。

パーティション窓は、防犯のため、運転席と後部座席の間に設置される大型の間仕切り。帝人は日産への納入を契機として、PC樹脂グレージング部品の商業生産を開始する。

今回採用された「パンライト」製グレージングは、「NV200ニューヨーク市タクシー」のパーティション窓として、日産車体と共同開発したもの。「パンライト」を世界初となる三次元厚肉射出プレス技術で成形し、同じく世界初となる三次元両面フローコーティング技術によってハードコート処理することで、これまでPC樹脂製のパーティション窓では実現不可能とされていた「歪みが少なく、高い視認性」と「美しいデザイン性」の両立を目指した。同社独自技術による「車窓の新しいカタチ」が評価され、採用された。

現在、ニューヨーク市内には約1万3000台のタクシー(イエローキャブ)が走行しており、順次、グレージングによるパーティション窓を搭載した「NV200ニューヨーク市タクシー」に切り替えられる予定。

帝人は、採用を機に、PC樹脂のグレージング用途への本格展開に向け、三原工場(広島県)、松山工場(愛媛県)でPC樹脂グレージングの商業生産を開始する。

帝人では今後、PC樹脂グレージングを樹脂事業のコアビジネスとして確立し、2019年度までに年間売上高100億円を目指す。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ポルシェ、新型『911カップ』発表…520馬力にパワーアップ
  2. 「リアウィンドウがない」のが斬新と評価! ポールスター『4』がデザイン賞の最高賞に
  3. 狭い道! 制限1.9mだが何かがおかしい…東京都小金井市
  4. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ…注目ニュースベスト5 2025年上期
  5. コルベット史上最強の「ZR1X」、60年ぶりマット塗装の限定車は約3575万円から
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る