【ジュネーブモーターショー14】ヒュンダイ、イントラード 発表…軽量構造の次世代燃料電池コンセプト

自動車 ニューモデル 新型車
ヒュンダイ イントラード
ヒュンダイ イントラード 全 4 枚 拡大写真
韓国ヒュンダイモーター(現代自動車。以下、ヒュンダイ)は2月24日、コンセプトカーの『イントラード』(INTRADO)の概要を明らかにした。実車は3月、スイスで開催されるジュネーブモーターショー14で初公開される。

イントラードは、ヒュンダイの次世代燃料電池パワートレインを搭載したコンセプトカー。2013年1月、同社の新社長に就任したペーター・シュライヤー チーフデザインオフィサーの主導の下、初めて開発されたヒュンダイ車でもある。

SUV風の力強いデザインは、モチーフを航空機に求めた。ヒュンダイのデザイン言語、「フルーデリック・スカルプチャー」(流体彫刻)を進化。「フルーデリック・スカルプチャー2.0」を、ヒュンダイのコンセプトカーとして、初採用する。なお設計は、ドイツにあるヒュンダイの欧州R&Dセンターが担当。

イントラードの次世代燃料電池パワートレインは、欧州市場へ2013年夏に投入した市販燃料電池車、『ix35フューエルセル』用に対して、小型軽量化したシステム。二次電池は、蓄電容量36kWhのリチウムイオンバッテリー。水素満充填状態で、最大600kmを走行できる。水素の補充は、数分間で完了。

先進の素材を使用した軽量構造ボディも、イントラードの特徴。車体中央はカーボンフレーム構造で、この上にボディパネルを取り付ける。ヒュンダイによると、この強固な構造のおかげで、ボディパネルの素材選択やデザインの自由度を向上させているという。イントラードの場合、ボディパネルは超軽量な先進のスチール素材としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産『エクストレイル』e-POWER が走行不能に!…土曜ニュースランキング
  2. Z32ファン感涙、レトロ感あふれる『フェアレディZ』が話題…9月の新型車記事ベスト5
  3. レクサスの最高峰セダン『LS』36年の歴史に幕、SNSでは「センチュリーが後継モデルに?」との期待も
  4. マツダの新型SUVが約250万円から!?「バグってる」「買わない理由がない」など驚きの声殺到
  5. 日産『エクストレイル』e-POWERの9197台でリコール…発電停止と走行不能のおそれ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る