ガイ・カーペンター社、人工衛星画像など利用で大規模自然災害の損害推定サービスを開始…英洪水に適用

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参考:イギリス南西部、サマセット州プラット川周辺の洪水被害をSSTL社の地球観測衛星「UK-DMC2」が2月8日に撮影した画像
参考:イギリス南西部、サマセット州プラット川周辺の洪水被害をSSTL社の地球観測衛星「UK-DMC2」が2月8日に撮影した画像 全 1 枚 拡大写真

2014年2月25日、米大手保険グループ、マーシュ・アンド・マクナレン傘下の再保険会社ガイ・カーペンター社は、人工衛星やUAV(無人航空機)で撮影した画像とソーシャルメディアに投稿された画像から、大規模自然災害の損害を迅速に推定するサービスを開始したと発表した。

新サービス『GC CAT-VIEW』では、地球観測衛星の画像にUAVからの画像、報道機関やソーシャルメディアの画像を合わせて使用し、洪水などの大規模な自然災害の損害推定を数日で迅速に行う。損害見積もりには、英ロンドンに本拠を置く衛星画像解析専門のGeospatial Insight(ジオスパチアル インサイト)社の技術を導入する。

まずは、イギリス南西部でこの冬続く大雨から発生した洪水被害に対し、サービスを適用するとしている。英BBCの報道では、イギリス保険協会(ABI)が発表した2013年12月からの洪水被害額の推定は10億ポンドを越え、保険から緊急支払い額は1400万ポンド、一時避難先確保のための支払額は2400万ポンドだとした。2007年夏にイギリスで起きた洪水では、保険請求総額は32億ポンドとされており、それを超える可能性もあるという。

《秋山 文野》

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