新日鉄住金、北米で合弁事業開始…自動車鋼板供給体制を強化

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新日鉄住金(WEBサイト)
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新日鉄住金は2月27日、北米における自動車鋼板供給体制の強化・拡大を目的に、アルセロール・ミッタル社と合弁事業を開始すると発表した。

新日鉄住金は、昨年11月末に、ルクセンブルク・アルセロール・ミッタル社(AM社)および独・ティッセンクルップ社(TKAG社)との間で、TKAG社が所有するティッセンクルップスチールUSA社(TKUS社)をAM社と共同で買収し、両社をイコール・パートナーとする合弁事業として運営することに合意。これまで関係当局への諸届出を含む準備を進めてきたが、米国東部時間26日、買収手続きが完了した。

新日鉄住金は、米国インディアナ州のI/N Tek社(冷延鋼板)・I/N Kote社(表面処理鋼板)に、今回の合弁事業が加わることで、米国における自動車鋼板供給体制を強化。米国南部の自動車鋼板市場の拡大に対応するとともに、高強度で成形性の高い超ハイテンへのニーズや、従来の冷延・めっき鋼板に加えハイテンを含む熱延鋼板の現地調達ニーズに応えていく。

合弁事業にともなう買収金額は15億5000万米ドル(約1586億円)。出資比率は新日鉄住金、AM社ともに50%。生産能力は熱延(約530万トン/年)、連続酸洗(約110万トン/年)、酸洗・冷延(約250万トン)、連続焼鈍(約60万トン/年)、溶融亜鉛めっき(約140万トン/年)。

《纐纈敏也@DAYS》

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