マツダ、メキシコ工場で開所式

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マツダ メキシコ工場
マツダ メキシコ工場 全 5 枚 拡大写真

マツダは2月27日にメキシコ工場(グアナファト州サラマンカ市)の開所式を同国政府関係者らを招き、工場内で開いた。米国など米州向けを中心とした供給工場であり、為替変動への抵抗力を高めるための戦略拠点ともなる。

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メキシコ工場は2011年に住友商事と共同出資で設立、今年1月から米国向け『マツダ3』(アクセラ)の生産に着手している。現在の能力は年14万台だが、15年度には23万台に引き上げる計画だ。このうち5万台は次期『デミオ』を元に開発するトヨタ自動車向けの小型車として同社に供給する。

今年10月にはエンジンの機械加工工場も新設の計画で、フル稼働時には完成車同様に年23万基の能力とする。15年度までの総投資額は7億7000万ドル(約770億円)となり、同年度の従業員は約4600人を見込んでいる。

マツダの山内孝会長は開所式で「当社の社運をかけた構造改革のなかで、最も重要なグローバル戦略拠点となる。進出いただいた多くのサプライヤーさんと世界最高品質のマツダ車の製造に向け、一体となって取り組みたい」と挨拶した。

また、住友商事の中村邦晴社長は「ここで働く従業員だけでなく、メキシコの人々の暮らしを豊かにし、その製品が世界中のお客様の夢を実現するものになると確信している。当社はこれからもグアナファト州やメキシコと世界を結ぶ架け橋となりたい」と語った。

《池原照雄》

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